宇藤えみさん

宇藤えみさん

「大変そう」から「楽しい」に変化した布おむつ

素敵なママのサステナブルな暮らしを紹介する連載、「わたしとBare and Boho」。

今回お話を伺ったのは、5歳の男の子と1歳の女の子のママでありながら、ファッションやフード、ライフスタイルと幅広いジャンルで活躍する人気スタイリスト宇藤えみさん。飾らない人柄はもちろん、季節のお料理やうつわを発信したSNSにはファンも多く、数々の雑誌で取り上げられるほど。

そんな宇藤さんに、毎日を心地よく過ごすコツやお気に入りの『Bare and Boho』について、じっくり伺いました。

月に1度、知り合いの農家さんから野菜を取り寄せたり、サランラップを極力使わず、シリコン容器を使用したり。日頃から意識的に環境について考え、行動している宇藤さんですが、布おむつを始める前まではハードルが高いイメージしかなかったのだとか。

「布おむつは、交換や洗濯が大変そうなイメージがあったんです。SNSでも、育児にたっぷり時間をかけている方が実践している姿を見ていたので、自分がやるとなると夫の協力が必要だなと思って」

そんな意識が変わったのは、『Bare and Boho』の存在が大きかったのだそう。

「二人目を妊娠中に『Bare and Boho』のPOPUPイベントで実物を見てビックリ!グルグルさらしを巻きつけるわけじゃないんですね(笑)。布おむつカバーにインサートをつけるだけなら、私にもできるかもと思って」

――とりあえず、インサート10枚、カバーを2枚購入してみたものの、「二人目を出産したら、思いのほか子育てが大変だった」と、宇藤さんはいいます。

「ほぼワンオペなので、どうしても下の子のお世話を優先しがち。とはいえ、息子だってまだまだ甘えたいお年頃。そのバランスが難しくて。さらに〝やるからにはちゃんとしなきゃいけない″と決めつけていたのも、布おむつをなかなか始められない原因だったのかもしれませんね」

布おむつへの想いはありながらも、日々の生活でいっぱいいっぱい。そんな宇藤さんの心境に変化が訪れたのは、娘さんが半年を過ぎた頃でした。

「娘が汗っかきだからか、紙おむつだとおしりの付け根や股のところが荒れてしまって。その時、ふと思ったんですよね。生理用品も直接肌に当たる部分だから紙ナプキンが良くないと言われているように、赤ちゃんの肌にもやさしいものを使いたいな、と」

 

布おむつを使い始めて、まず驚いたのはその手軽さ

「娘が華奢なこともあって、最初は股の間からおしっこが漏れないかな?大丈夫かな?と心配だったんですが、インサートが分厚いぶん、ちゃんとフィットしてくれるから大丈夫。おしっこが漏れることはなかったし、においも全然、気にならない。『Bare and Boho』の布おむつを使うようになってからは、おむつかぶれも減っていきました」

 

手洗いしてから、ぎゅっと絞って、ほかの洗濯物と一緒にそのまま洗濯機へ

「洗濯が終わったら干すだけ。自分が想像していたよりも、意外と簡単だなと思って」

さらに関心を高めるきっかけになったのが、毎日山のように出る紙おむつのゴミだったそう。

「息子の時はマンション住まいで、いつでもゴミを捨てられる環境だったから気づかなかったのですが、一軒家で暮らしてみると紙おむつのゴミって、すごい量!その点、繰り返し洗って使える『Bare and Boho』の布おむつは、ゴミが減らせるのがいいですよね。私の理想としている生活にも、布おむつは合っているなと感じました」

 そして、もう1つ、宇藤さんを惹きつけたのは『Bare and Boho』のおしゃれなデザイン。息子さんを出産した時に「こういうものが欲しかった」といいます。

「女の子って可愛いものが多いじゃないですか。でも、オーガニック系のアイテムで男の子のものって、あまりおしゃれなものが少ないんですよ。『Bare and Boho』のアイテムは色や柄が子どもらしくて、男の子ママでも楽しめるのがうれしい!」

 

愛用している『Bare and Boho』のおでかけポーチもそのひとつ

「主人とシェアしているママバッグのなかに『Bare and Boho』のおでかけポーチを入れて、細かく分けています。この方が取り出しやすいし、何より見た目が可愛い! 私のまわりのママも、みんなこのポーチを使っているんですよ(笑)」

これから布おむつを始める人に伝えたいのは〝初めからハードルを上げない″ということ。

「おでかけのタイミングや夜間は紙おむつにするなど、最初からハードルを上げないのがポイント。私の場合は、すでに仕事復帰していたので“家にいる時だけ”と決めて、ゆる~く布おむつ育児をスタートすることにしました」

完璧にしなくてもいい!と思えるようになってからは、気持ちがぐっとラクになったとか。宇藤さんにとって無理せず、日々の暮らしに取り入れることが心地よく過ごすためのコツ。

「紙おむつよりは、やっぱり手がかかります。でもそれを上回る良さが布おむつにはある。娘はもともと、おしっこがちょっと出ても知らせる子だったので、おむつが早く外れるかも!? いまからトイトレが楽しみなんです」

 いい意味で肩の力が抜け、生活が心地よくなっていく。改めて『Bare and Boho』の布おむつを眺めながら、宇藤さんは話します。

「布おむつをやってみて一番良かったのは、こういうものがあると知れたこと。〝無理、無理!大変そう!″となんでも否定から入るのではなく、実際に自分が試すと知らなかった景色が見えてくる。いまは娘の健康面はもちろん、環境にとっても、布おむつを取り入れてよかったと思っています」

宇藤えみ(うとうえみ)1981年、愛媛県出身。ファッションだけでなく、フードやライフスタイルのスタイリストとして、雑誌や広告を中心に幅広く活躍。なかでも、四季の彩りを感じる食卓コーディネートが得意。自身の日常を綴ったインスタグラム(@emiuto)には、ファンも多い。プライベートでは5歳の男の子と10ヶ月の女の子のママ。

撮影/石野千尋 取材・構成/川口ゆかり

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